前回のブログ(伝えるスキル/前編)では
◇営業では話してはいけない。
◇営業で大切な事は。
- 事前調査(45%)
- ヒアリング(45%)
- 提案(10%)
◇話す順番はSPINの法則で。
という内容を書いていました。
今日はその続編です。
S→P→I→N
の順番で話をしていき、
営業相手に〝聞く耳〟を持ってもらったところでしたね。
相手に聞く耳を持ってもらい
ゴールデンタイム
に入ってからがプレゼンタイムです。
このプレゼンの仕方も重要です。
営業に行く前に事前調査を行い
時間を掛けてヒアリングを行って
やっと巡ってきたプレゼンタイム。
ここにきて、ただ単に商品説明や
サービス説明を行っては
折角のチャンスも台無しになってしまいます。
そこで、話方や話の順序っていうのがpointになってくるのです。
そこで使えるテクニックが
BFAB話法
BFABという話し方です。
〈Benefit-恩恵〉
〈Feature-特徴〉
〈Advantage-利点〉
〈Benefit-恩恵〉
それぞれの頭文字を取って
BFAB話法と言います。
プレゼンをする際も
B→F→A→B
の順番で行うのです。
まずは、Benefitで商品を導入(購入)することで受ける恩恵を伝えます。
『弊社の人工知能を活用した集客システムを導入することで、御社に1億円の経費削減と年間1億円の売上の向上、合計2億円のメリットを提供できます。しかも、新規客の獲得に加えリピート客の獲得も可能になります。』
1番最初にBenefitを言うことで、相手は『2億円?しかもリピーターの獲得?』と感心が高まります。
次に、Featureで特徴を伝えます。
『このシステムは、人工知能がターゲットを自動分析できることが特徴なのです。更に、自動分析するだけではなく、インスタグラムでお客様とコミュニケーションも取れるのでリピート率の向上にも繋がります。』
特徴を伝えることで、相手に『なるほどね』と感じてもらうことができます。
続けてAdvantageでメリットを伝えます。
『そのため、現在のチラシ広告で無差別にターゲティングしているよりも、〇〇ペッパーに年間数千万かけてリピートしないクーポン目当層を獲得するよりも、SNSのデータ上で興味を持ちそうな人のみにターゲティングすることが出来るのです。なので、新規顧客の獲得とリピート客の獲得の両方を簡単に実現できるのです。』
特徴に続きメリットを伝えることで、相手も納得しやすくなります。
そして最後にもう一度Benefitで恩恵を伝えます。
『弊社の人口知能システムを導入することで、1億円の経費削減、そして新規顧客とリピート客の獲得で年間1億円の売上の向上、合計2億円のメリットを提供できると予測しています。』
最後にもう一度、商品(システム)を導入する事による恩恵を伝えるのです。
このように、営業に行く際、
いきなり行って、いきなり商品の説明を行うのではなく
- 事前調査
- ヒアリング
- SPINの法則で質問
- BFAB話法でプレゼン
を行うことで、良い結果に繋がりやすくなります。
そして、
まだpointがあります。
先ほどのプレゼンでは
WHAT(どんなシステム?何を提供してくれる?)
HOW(どうやってそれを提供できる?)
という事の説明は行いました。
更にもう一つ、絶対に抜けちゃいけない大切なことがあります。
それが、
WHYを伝える(なぜそれを提供する?)
ということです。
なぜ、
その商品が生まれたのかというストーリー(エピソード)も同時に伝えることで、
相手の興味関心を引き出し、印象にのこりやすくなるのです。
ただ単に商品を売っているだけでは、人の印象に残りにくく
それだけでは購買行動には繋がりません。
あまり結果が出ない営業マンは
WHAT→HOWで営業トークを行なっています。
だから印象に残りにくく結果に繋がりにくいのです。
これからは、皆さんも
WHYから話始めてBFAB(WHY→BFAB)の順番で話をしてみてください。
【本日のまとめ】
- BFABでプレゼンしよう
- かならずWHYを伝えよう
- BFABはプレゼンだけでなく企画段階からでも使えるかも
次回は【ブランディングスキル】です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント