はい。
それでは前回からの続きです。
前回のブログでは、
- コーポレートブランディング
- プロダクトブランディング
- マーケティングブランディング
- セールスブランディング
上記2つのブランディングについて解説していました。
本日は、マーケティングブランディングから再開していきたいと思います。
マーケティングブランディング
- 一杯500円のスターバックスのコーヒー
- 一杯100円のマクドナルドのコーヒー
なぜ、人々はスターバックスのコーヒーを買うのでしょうか??
ちょっと考えてみてください。
どのような理由が頭の中に浮かびましたか?
このように、
『なぜ、同じコーヒーなのに400円も差があるのか?』
と『なぜ?』ということを考える事はとても重要です。
スターバックスとマクドナルド。
両者の違いをひと言でいうと
フランチャイズかフランチャイズではないかです。
例えば皆さんが
マクドナルド(フランチャイズ)のオーナーだったとしたら
少しでも売り上げを上げたいと考えますよね?
マクドナルドであれば、
オーナーの考えでコーヒーやハンバーガーの価格を
変えることはできません。
なので、
より多く商品を販売しなければなりません。
という事は、
どうやって回転率を上げていくか
ということが売り上げの向上に繋がっていく訳です。
そこで、
ほとんどのマクドナルドのフランチャイズオーナーは
店舗の座席数を増やします。
限りある空間で席数を増やすので
お客さん一人当に与えられるスペースが45cm程になっています。
一方でスターバックス。
スターバックスは全てが直営店です。
そして、スターバックスというのは
ゆったりくつろげる第三の場所
というのがコンセプトです。
なので、
- 間接照明
- 緩やかなBGM
- 座り心地の良い大きめのソファ
- 相対的に少ない店舗面積あたりの席数
- さまざまなリラックスの仕方に合わせて異なったタイプの席を用意するレイアウト
これらはすべて第三の場所というコンセプトの実現にとって有効なパスです。
コーヒーのみではなく、このような空間(付加価値)も提供しているため
一杯500円でもコーヒーが売れているのです。
このように、マーケティングブランディングというのは
価格を付ける際にも重要になってきます。
セールスブランディング
ブランディングとは、
商品やサービス以外のもの(付加価値)をPRすることなんですね。
でも、
つい、
商品やサービスをPRしてしまいますよね…
しかし、
商品を売りたければ商品をPRしてはいけません
どういう事かと言うと
皆さんはYAMAHAのピアノ教室を知っていますか?
YAMAHAはピアノを売りたいのですが、
ピアノのような高価なものは、いきなり
『買ってください』
といっても中々買ってもらえません。
なので、
最初からピアノを販売するのではなく、
ピアノ教室を開き、そこでピアノに興味・関心がある人を集める。
すると、その中から『ピアノが欲しい!』という人が現れる。
その時にピアノを買ってもらうという戦略を立てているのです。
いきなり『買ってください』ではなく
相手が『ピアノが欲しい』と思うようなブランディング戦略
ということですね。
また、他にも似たような戦略を取っているのが
ABCクッキングスタジオです。
ABCクッキングスタジオも
オンラインでABC cooking MARKET という調理器具の販売を行なっています。
クッキングスタジオで料理を学んだ人たちに
調理器具を買ってもらおうという戦略です。
このように、何かの商品を売りたければ、
いきなり商品やサービスを販売するのではなく
一歩手前の売り方のブランディングを考える
一歩手前のコミュニティーをつくる
という事も大切になってくるのです。
店舗で付加価値をつける方法は3つある
1つめは空間付加価値です。
店内の雰囲気やインテリアに付加価値をつけます。
ただし、これにはコストが掛かります。
2つめは商品付加価値です。
美容室であれば使っているシャンプーを高価なものにするとか
飲食店であれば食材にこだわって原価をあげる。
これにもコストが掛かります。
そして3つめがサービス付加価値です。
このサービス付加価値が
唯一無料で出来て
尚且つ一番効果があるものなのです。
美容室であれば、
来店時にシャンパンを出してみるとか
アロマもデフォルトではなく、お客さんに選んでもらって、
おしぼりも同じ香りをつけて出すとか。
更に、好みのアロマもデータベースに残しておき、
次回の来店時に
『前回は〇〇の香りでしたが、今日はどの香りにしますか?』
なんて言葉と一緒に選んでもらう事で
お客さんに〝特別感〟(付加価値)を感じてもらえるかもしれません。
シャンパンやアロマに多少のコストは掛かりますが
これらの付加価値を提供することで
3000円でカットしていたものを5000円に引き上げられるのであれば
やるに越したことはないですよね。
【本日のまとめ】
サービス付加価値(エンターテイメント付加価値)で、
如何にお客さんにワクワクしてもらえる施策が打てるかがカギ🔓
次回は、倫理的思考スキルについてです。
これまでのブログの内容で、価格決めのスキルや営業のスキルなどを
学んできましたが、倫理的思考ができなければ、
その他のスキルを上手く活かすことが出来ません💦
勿体ないですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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